開発途上国間においては、アジア諸国、特にインドが大幅な生産増を達成しています。
しかし、アフリカおよび中南米の多くの国においては、気象条件の悪化により、穀類収穫はそれぞれ10%および7%低下しました。
穀類生産の減少は、特に、アフリカ、中南米および米国が主要生産地域である粗粒穀物が急減したことによるものです。
それらの地域の生産は1983年に最も深刻な低下を示しています。
小麦は、米国における旱魅がピークに達する以前に収穫されたので、長期化した米国の旱魅の影響をあまり受けずにすんだのです。
その結果もあり、世界の小麦生産高はほとんど変化しませんでした。
世界の米穀生産は、アジアの気象状況が良好であったため、2%増大しました。
1983/84年収穫期の初期に蓄積された大量の在庫にもかかわらず、1983年における粗粒穀物生産の大幅減少(12%以上)は既に穀類輸出価格に上昇圧力を与えています。
1983年11月末において、とうもろこしの価格は1年前に比して50%上昇しています。