当時の価格水準では、特に米国および欧州共同体においては、家畜飼料をとうもろこしから小牽に代替したほうが有利となっています。
粗粒穀物の生産減により在庫の取り崩しが相当な規模に達しており、今期シーズンを通じて、在庫は半減するものと見込まれます。
これは、1シーズンにおいては最も急激な減少であり、全ての穀類の世界在庫量は、1983/84穀物年度において、323百万トンから254百万トンに低下しています。
穀物年度末の穀類在庫量は、1984/85年度における消費見込み量の16%となるでしょう。
この在庫量は、FAOが世界の食糧安全の観点から最少限としている在庫カバー率17%のi基準を若干下回るものです。
しかし、在庫は、今期における国内および輸入需要をまかなうには十分な規模であり、直ちに警戒する必要はありません。
在庫減少の大部分は、意図された通り、米国におけるものであり、純食糧輸入国の穀類在庫は恐らく急増するでしょう。
その結果、1983/84年穀物年度末には、在庫は輸出国および輸入国間により均等に配分されたものとなるでしょう。